はじめに
このページを読んでいる方の多くは、「歯科求人ファインドって何をしているところ?」「普通の転職エージェントと何が違うの?」と思っているかもしれません。
サービスの説明は運営についてのページに書いていますが、ここでは「なぜこれを始めたか」を、もう少し個人的な話も含めて正直に書いておこうと思います。
きっかけは「話せる場所がない」という声だった
歯科の現場で働く人たちと話す機会が重なった時期がありました。
印象的だったのは、みんなが「誰かに話したい」と思っているのに、話せる場所がない、という状況でした。
院内では立場があって言いにくい。家族に話しても歯科業界のことはわからない。友人に転職の相談をしても、「じゃあ辞めれば」という結論になってしまう。
もっと手前の段階、「辞めるか辞めないかすら決まっていない段階」で、ただ話を聞いてもらえる場所が欲しい。そういうニーズが、既存のサービスでは満たされていないと感じました。
既存のサービスへの違和感
歯科衛生士向けの人材紹介サービスはたくさんあります。求人サイトも多い。でも、それらを使った方の話を聞くと、共通した不満が出てくることに気づきました。
「登録したら求人を押しつけられた」
「断ったら、その後が気まずくなった」
「転職するかどうか迷っているだけなのに、急かされた」
なぜそうなるのか。構造を考えれば、ある程度は理解できます。
多くの人材紹介会社は「採用が成立したとき」に収益が発生します。相談だけで終わると、収益になりません。だから、相談者を転職させることに動機が向きやすい。
これは、担当者が悪い人だということではなく、仕組みの問題です。仕組みが「転職させないと収益にならない」ように設計されていれば、自然とそういう動き方になります。
なぜ手数料を一律5万円にしたか
一般的な人材紹介の手数料は、採用した方の年収の20〜30%です。
歯科衛生士の年収が300万円なら、60〜90万円。350万円なら、70〜100万円。これが医院側の負担になります。
| 年収 | 一般的な手数料(20〜30%) | 歯科求人ファインドの手数料 |
|---|---|---|
| 280万円 | 56〜84万円 | 一律5万円 |
| 320万円 | 64〜96万円 | 一律5万円 |
| 360万円 | 72〜108万円 | 一律5万円 |
この手数料体系には、いくつかの問題があると思っています。
ひとつは、高い手数料を回収するために、紹介会社が転職を急かす動機が生まれること。
もうひとつは、手数料負担を避けるために、医院が採用活動を縮小すること。結果として、求職者が出会える医院の選択肢が狭くなります。
一律5万円にすることで、「紹介件数を増やさなければ」というプレッシャーがなくなります。相談者に対して「今は動かなくていい」「この求人は合わないと思う」と正直に言えるようになります。
それが、手数料を変えた理由です。
「相談だけで終わっていい」設計にした理由
歯科求人ファインドは、「相談したからといって転職しなければいけない」という構造を作らないようにしています。
相談の結果が「やっぱり今の職場でもう少しやってみる」であっても、問題ありません。話して気持ちが整理されたなら、それで十分です。
しつこい連絡もしません。次に連絡するのは、相談者側からご連絡があったときだけです。
なぜこれができるかというと、先に述べた通り、「転職させないと収益にならない」という仕組みではないからです。逆に言えば、高い手数料モデルを維持する限り、「相談だけで終わっていい」設計は難しい。手数料体系と、サービスの設計は、表裏一体です。
目指していること
わたしたちが目指しているのは、「歯科で働く人が、働き方について誰かに話せる場所を持てる」ことです。
転職するかどうかに関係なく、「職場のことを話せる」「給与の相場を確認できる」「条件の見方を教えてもらえる」。そういう場所が、もっと気軽にあっていいと思っています。
転職活動は、そのきっかけのひとつに過ぎません。相談した結果として転職に進む方もいれば、今の職場で交渉してみる方もいれば、もう少し待ってみる方もいる。どの結論でも、その方にとって納得できる選択であれば、それがいいと思っています。
読んでいただいた方へ
ここまで読んでくれた方は、何かしら「話してみようかな」という気持ちがあるかもしれません。
「まだ転職を決めていない」「ただ話を聞いてほしいだけ」。それで十分です。
LINEから、いつでもご連絡ください。最初のメッセージは「ちょっと相談したいです」という一文だけでも大丈夫です。あとはこちらから、ゆっくり聞かせてください。
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